奇跡の軌跡

恋に落ちてしまった私の物語 / 私だけが独身

密会

私「行ってらっしゃい」

彼「またすぐ帰って来るから!」


デートの別れ際のバイバイの代わりのセリフ。

またすぐ私(のもと)に帰ってくる。

何の保証もないけれど、こう言われると素直にバイバイできる。

手を離す淋しささえ我慢できる気がした。


まだ午前中に待ち合わせして、2人がお気に入りのレストランで食事して、そのままホテル。


彼は待ち切れない感じ。

一方、私は半月ぶり位なのもあり、恥ずかしさから「もうスルの飽きた」と、トンデモなセリフが口から出た。

「えぇ〜〜!!」と大袈裟に驚く彼。

「じゃあアブノーマルな事してみる?それとも、した事ない体位してみる?」


いやいや違う。

会えばエッチのルーチンに飽きただけで...

アブノーマルは、本当に飽きた時に取っておきたいし、体位は彼の顔が良く見える正常位が一番だし。


お風呂に誘われ、彼からイチャイチャサワサワされるも、やっぱり乗り気になれない。


お風呂から上がり、ベッドに行こう!と誘われるも1人ソファーに居残りし、グダグダ。

「早くこっち来て」とこれ以上言わせると絶対拗ねるって寸前で、ベッドに移動。


1回目は、彼がたまらなかったみたいで爆発。

私はやっぱり期間が開いたせいか、なんだか子宮が閉じてる感じ。


身体だけじゃなく、もっと心にも愛撫して欲しい。


疲れて気付いたら2人して寝てしまっていた。


でも、寝ぼけながら彼は私の手を探し、繋いでくれた。

そして、寝ている途中にも、ガバっと起きて唇にキスをし、また眠りについてた。

寝ぼけているのかな?

夢見心地の中、抱き寄せられ頭の下に無理矢理腕をねじ込んで来て、強制腕枕。

もう片方の手も繋がれてる。

アレレ?めっちゃ寝ぼけながら、触れようとしてくれている??


そう。こんなのがいい。

性欲満たすより心を満たしたい気分。


お仕事頑張ってる彼に全身マッサージ。

気持ち良さげ。


「ゴメンね。長い事会えなくて淋しかったよね」と何度も謝られた。


二度目の交わり。


そそくさとシャワーを浴び、帰るオーラ出す彼。

またまた靴下を奪い取り、そっと私の胸の下に隠した。


すぐに見つかったけど、またまた欲情しちゃった私達。

彼は最後に私のお腹に体液を放出。

私はその体液を素早く両手ですくい、彼の身体に塗り返し(笑)

逃げる彼の背中にも追いかけてべったりつけてあげた。

自分の体液に触れるのを普段から嫌がる彼も、これには、慌てて「コラ〜〜!ナンテ事するねん!悪い子や〜〜!!」とお風呂場に一目散に逃げて行った。

まだ私のお腹に残骸がついていたので、後ろから抱きつくふりして、それも背中にお返し。

さすがに参ったみたいで、2人で大笑い。


笑い過ぎて、一気に微妙な空気や距離感がなくなり、いつもの私達に。



帰りの車の中、「雪の愛情表現ってホントすごいよね。俺の事大好きってすごく解らせてくれてるし、素直にストレートな気持ちぶつけてくれるのは嬉しいよ。俺には出来ないけどね」って言われた。


でも今日...3回目の交流時、彼は信じられない位に私の名前を呼び、好き!好き!本当に大好きだよって何度も何度も言ってくれた。

初めて言われた。

子宮がキュンキュンしたよ。



まだ(家の人に)罪悪感ある?って聞いてみると、あんまり考えなくなった。

ってより、時間があれば雪に電話しちゃってるから、感じる暇がないそう。


家族は家族。

私は私と、次元が違うんだろうなー....

でも慣れないで欲しいな。


今の時間は当たり前じゃない。

微妙なバランスで成り立っている事を知っていて欲しいな〜〜。


会う前から、バイバイ言う時の淋しさ感じてしまってる。

だったら会わなければバイバイ言わなくて済むのになって気持ちはずっと心の中にあるままなんですけど....私。

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