奇跡の軌跡

恋に落ちてしまった私の物語 / 私だけが独身

ワタシ、靴を履いて出掛けるの巻

んー?

んんー?

なんだこの感情は....


天体望遠鏡覗きに行った時に私の前に立った彼。

初めて、彼に「男」を感じてしまった自分にびびる。

係員さんいてるのに目の前にある彼の背中に抱きつきたくなる....

ハ?私バカじゃねーの。何血迷った?

発情期かよー!!

危ない危ない、ステーイ、私。


彼はなぜだか、私が会社を辞めてから一年近くも経つのに、ずっとメールをマメにくれる。

そして、私の心配をしてくれているようだ。

身体の事、無職の事、そして時にはワンコの事まで。

なぜだ...なぜなんだ....

あぁでも、別の男友達でもたまにメールくれる人いるし、そんな感じのマメバージョン?


でもなんだろ。

心配してかけてきてくれている他の人の電話には出れないのに、不思議と彼の電話には気負わず出れる。

メールも気力地獄レベル位落ちていても、普通に返せてしまう。

不思議な人だ。


よく笑ってるな〜。

初めて一緒にご飯食べる事になり、お店決めるのもサ、きちんとネットで調べてきてくれていてサ、北海道フェアがここでやってるよ?とかさ...なんか色々ちゃんと考えていてくれてて、地味に感動するんだけど。

美味しい物が好きな人だからかな???

結局私の意見取り入れてくれて、しゃぶしゃぶ食べた。

お会計もトイレに行ってる間に済ませてくれていて、本当に本当にびっくりなんですけど...

私がご馳走するつもりだったのに?!


あー、マジで生きている意味ない。

死にたいってずっと考えてて、辛くて辛くて全人類拒否の私が、下界に出た事すらびっくりなのに、普通に笑って会話できてる。


あれれ?

この人ってもしかして凄いマジシャン?

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