キャベツ
GW、盆暮れ正月&誕生日にクリスマス、あとバレンタインデーに土日祝に会えないのは愛人の定番。
そのGWがやってくる。
今日しか今週は時間作れないから、ランチでもどう?と誘われてた。
待ち合わせの13時には全然早かったけど、早く会いたくて待ち合わせ11:30前には家を出た。
待ち合わせ場所まで30分もあれば着くのにね。
11:30頃彼から連絡があり、仕事が抜けられなくなり、今日のデートは中止に。
仕方ないね、仕事だし。
夕方、帰宅途中の彼から連絡があり話している会話の流れで、彼が奥さんとたまに買い物に出かけている事を聞いてしまった。
「普通行くやろ〜」って言われてもうダメだった。
私の好きな人が、私以外の人と買い物に出掛けている日常を想像すると、ダメだった。
家庭が破綻しているとかは聞いてないけど、ほとんど会話とかもないって聞いていたから、勝手にそんなの行かないと思い込んでた。
何より私が一番したかった事だ。
私が一番手に入れたかった「家庭」であり、「家族」が「普通に」存在している事実が胸に刺さった。
電話を切ったあと、自分の意思とは裏腹に信じられない位に涙が出た。
いくら好きだと言われても、現実は私は都合のいい女にしかなれない。
彼が帰宅してしまうと、会えなくても私はシャットダウンされてしまう。
日中の仕事時間にしか会えない。
家庭優先。
大切な人だから困らせたくない。
困らせないようにしようと思うと、私が困る。
こんな事でへこたれては、いけないのに好きだからこそ、些細な事がどうしようもなく辛い。
いずれ辛くなるの解っていたけど、想像よりも早く、想像よりも痛い。
結婚したかったな。