奇跡の軌跡

恋に落ちてしまった私の物語 / 私だけが独身

上乗せ

私の体調を心配してくれて、自宅近くまで雨の中、電車で来てくれた彼。

彼と再会するこの瞬間は、何度経験しても胸熱。

ホント好きなんだな〜と自分自身で実感する。

お互い少し照れながら、手を繋ぐ。


車を走らせながら、キョロキョロしだす彼。

「ここのお寿司食べた事ある?」

「あるけど、実はね今日マズイお弁当作って来たよ。色々失敗したけど、持って来た」

と告げると、こちらがびっくりする位に

「マジで?!!!」と、めちゃくちゃ嬉しそう。

「お寿司買ってケーキ買って、ホテルでまったりしようかと考えてた!じゃあケーキだけ買って行こう!」となった。


部屋は4タイプあって1番いい部屋にしてくれた。


部屋に入るといつもなら、イチャイチャが先なのに、「お腹すいた!」と催促。


でもね...冗談抜きで、薬の抜けない身体で作ったからかな。マジで色々やらかした。

鶏とキノコの炊き込みご飯は、水加減やらかしべっちょりな上に味薄いし(笑)

野菜炒めは、オイスターソース切らしてるし、味見して気付いたけど、豚肉に冷凍庫?の匂い移り若干している気もするし、糸コンのきんぴらは塩辛くなったし....いいとこナーイ。




でも...彼は何度も何度も「美味しい!」「美味しい!」と言いながら、完食。

しかも私の残した、かやくご飯まで「食べたげる」って奪われ、全部食べてくれた。


自家製のらっきょう漬けもウマイ!って言ってくれた。

すっごく感激してくれたみたい。

こんな不味いご飯でここまで喜んでくれるだなんて、普段本当にして貰ってないんだな 〜と。

「全部美味しかったし、手作りって気持ちがホント嬉しい。有難うね〜」って、言ってくれたよ。


良かった〜〜。

また機会があれば作っていこう。


その後は、ゆーっくりお風呂に2人で入った。

間接照明とジェットバスが気持ち良すぎて癒されまくった。


一回交わり、2人でお昼寝。

今日は6時間あるしね。


でも、私はうまく眠れなくて、

「暇なんだけど」と、無理やり彼を起こす。


そこから、普段営業でお疲れの彼を癒してあげるべくテーブルの上にあった

「マッサージローション」を使ってみた。

封を切ってベッドで寝そべっている彼に振りかけてみると、ハチミツみたいにトロトロ。

なんだこれ?!って思っていると、

「雪、多分それ使い方間違ってると思うよ」と彼爆笑。

伸ばしてみると、これ出川のてっちゃんとか、ダチョウ倶楽部とかが好きそうなやつ!


せっかくなので、ガチな方のマッサージ頑張った。

2人でベッドを汚さないように、ぬるぬるになりながら、笑い転げた。

やっぱり彼といると楽しいな〜〜。


またまた一緒にお風呂に入り、湯上がりはソファーの上で、いちゃついた。

またまたホテルからのプレゼントとして、大人のオモチャがあり、悶絶🔥


その後ベッドで抱かれた。

久しぶりに私、イケた。


買って来たデザート食べて、そろそろ帰る準備しだす彼。

初めて「帰ったらあかん!」と、羽交い締めにした。

それでも、帰り支度しようとするので彼に向けて履いてるスリッパを蹴ってイヤイヤした。

そしたら「なんて可愛いんだ。たまらん💕」と、キスいっぱいしてくれた。

余計に淋しくなり、自分のタイミングで服を着ないと、私泣いてしまうと感じ彼のペースガン無視した。


気持ちを立て直し、部屋を出て駅まで40分ドライブ。


割り切られているみたいで嫌だ!

私は貴方のことなんかタイプじゃなかった。

家に帰ると私は一人きりだ。淋しさの種類があなたとは、違う!

なんで結婚してるのに、私に手だしたんよー!

と、ふてくされモード。


そんな私に「1回目より2回目に会った時の方が好きになった。2回目より3回目、3回目より4回目...そうして今に至ってるよ」


「嫁バレしても、別れてくるって言うけど絶対に別れないから」

「いなくなったら、困る。耐えられない。どうなるか想像もつかないよ」

「俺だって出来る事ならずっと一緒にいたい。割り切ってなんかいないよ。ずっと雪の事考えてるよ!」

「出会えた事に感謝してる。」

「本当にこんなに好きになってしまうって予想もつかなかった。不思議で仕方ないよ」等々、根気よく慰めてくれた。


駅についてから、「ちょっと待ってて」と言ったきりなかなか戻って来なくて、不安になっているとミスタードーナツと紅茶を買って来てくれていた。


甘いもん出されると、なんで許してしまうんだろう💦


なんで人様の旦那様なの?と言うと、手をギュッと握りしめて無言のゴメンね。


車の中から、米粒位に小さくなるまで、何度も振り返り手を振ってくれる彼を見ていると、やっぱり涙が止まらん。

世界が終わるかもって位に悲しくなる。

二度と会えないわけでも何でもないのに。


会えば会う程、ツラーイ。

1mmも迷いなく本気で好きっぽい。


「あなたの事なんかタイプじゃなかった!」

と言い放った時に、うぐっ...と言葉にならない声をあげ絶句していた彼。

言い過ぎました。

今では貴方の全部が私の好みです。

言えないから、ココに記しておきます。

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