奇跡の軌跡

恋に落ちてしまった私の物語

言えない気持ち

元婚約者から連絡が来た。

やっと決着がつきそう。

結局、彼から謝罪の言葉が聞けなかった代わりに、「◯◯に会いたい」と言われた。

正直、私の気持ちはグラグラに揺れた。

やり直す事はないけれど、元婚約者はゲイだけど独身。

今の彼は、大切にしてくれるけど結婚している人。

どっちにしても、私の未来に幸せは待っていない。


あのまま、ゲイ?バイ?彼氏に彼氏がいると知らずにいたかった。

普通に結婚したかった。

最低な扱いしか受けなかったけど、でもどんな私を見せても、どんなにぐちゃぐちゃな私でも見捨てないでいてくれてた。

そんな彼を私は完全に切り捨てようとしている。

気持ちは無い。

でも情が残っているから、辛い。

自業自得とは言え、完全に1人孤立してしまって、心の拠り所無くしてしまい辛いだろうなと、考えてしまう。


ただ、私が一番辛かった時期に、彼は私を裏切った。

それは、許せない。

だから、最初は彼が苦しめばいいと思ってた。

私が苦しんだ時のように、同じかそれ以上に苦しめばいいと思った。

自分が傷付いても、彼を傷付けたい、復讐したいと望んでた。

胸をかきむしられるような痛みが、同じように元彼にも感じて欲しいと願っていた。

一時は愛した人なのに、強い憎しみの感情を抱いていた。


なのに、そんな私に慰謝料を払い、払ってまで「会いたい」と言う彼に、申し訳なさを感じてしまった。

不憫に思えたからだろうか?

悲しくなってしまった。


いっその事、「破談になったのは、おまえにも非がある!慰謝料なんか払うかボケ!お前なんか遊びだったんじゃ!」って言われた方がよっぽどマシな気持ちになる。


そんな私を今彼は「優しい」と言い、元彼に対しかなり怒っていた。

私の優しさにつけ込んで、甘い言葉でもう一度自分の物にしようとしていると感じているんだと思う。

優しさではなく、情けなさなのに自分自身で気付いている。

自尊心の低さから、こんな気持ちになってしまうんだろうな。


整理する為に、過去の日記を読み返していた。

そこには、元彼から言って貰った沢山の愛の言葉があった。

それは結局何一つ叶わなかった事で、結果全てか嘘に変わってしまったのだけれど。


彼は怒っていた。

私の気持ちをかき乱す元彼に。

そして、元彼と会ってしまえば私が許してしまう事も気付いてる。

会わないで欲しいと彼は言う。


会うつもりは無い。


でも、もうどこに自分の幸せがあるのか、わからなくなってきたよ。

「俺がいるから」って力強く言ってくれるけど、「家庭あるじゃん!」って言葉を飲み込んで理解ある女を演じてしまうワタシ。


どんなに取り繕っても、優先させないといけないのは家庭で、子供。

妊娠したって嘘でさえ、慌てふためいちゃうじゃん。

なんか、そういうのも全部嫌なんだよ。

「わかってるよ。(辛い気持ちにさせている事)全部わかってるよ」

って言ってくれるけど、わかんないよ。

私の気持ちなんかわかんないよ。


男は皆、ズルイよ。

ほんと、ズルイよ。

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