奇跡の軌跡

恋に落ちてしまった私の物語 / 私だけが独身

謝罪

久しぶりに会ったら、毎日会いたくなる...って言ってた彼。

言葉の通りに、土曜日なのに会いに来てくれた。

朝からビュッフェのURLが送られて来て、ここどう?って。

聞けば少し時間があるからランチに行こうって。

嬉しい。

ランチに行ける事より、彼に会えるのがただただ嬉しい。

彼の笑顔が今日も見れると思うと、ついついフライング出発。

近くにフルーツ大福が美味しいお店があるので、彼に買って行ってあげよう♡


待ち合わせ時間に現れた彼は車を降りると、そそくさとお店の方に。

この数十メートルの距離すら離れている事が淋しく感じる自分にびっくり。

「営業してるか聞いてくるわ」と遠くから言ってくれた。

彼の心配りに安堵する。


タイカレー食べた事ある?

あるよ!俺、タイ行った事あるもん。

へー!そうなんだ。誰と行ったの?と何の迷いもなく聞いてしまい後悔。

「今の嫁」

チーン.....&嫉妬メラメラ。

ってか、彼とタイだなんて、いいな〜。

めっちゃ楽しいだろうな〜...

ってか「今の嫁」って変な言い方。

バツイチでもないから、「嫁と」でいいのに。


あっと言う間に時間は経過し、お店を出て駐車場の死角で、抱きついてしまった。

キスすると、もっともっとキスして欲しくなる。

なんでこんなに愛しい人なんだろう。

離れたくないな〜。

でも会えた事に感謝。

60kmも離れているのに、短い時間でも私に会いに来てくれた。

昨日も会えたのに。

大切にして貰ってるの実感。

好きじゃなかったら、めんどくさくて絶対に来ないよね。


別れて一人でニトリでブラブラしてたら、メール受信。

彼からだと思ったメールは、元カレからで少し読んだだけで、涙が溢れた。

力が抜けて膝から崩れそうになった。

理由はよくわからない。

でも元彼が、本当に私に申し訳なく思っている事が書かれた謝罪メールには、過去の思い出や、本当に私の事が好きだった事、辛い思いをさせてしまった事が沢山書いてあった。

そして、私の家まで何度も足を運んでいた事が書かれていた。

ずっと家の前に車が停まっていた事を心配してくれていた模様。


メールを読んでいると、悔しかった気持ちや、悲しかった気持ち、苦しかった事、一人で淋しかった事とか、次々に思い出し感情が溢れて涙となった。

そして、やっと謝罪してくれた事。

長い長い苦しみにやっと終わりが来た事も、涙の理由の一つかもしれない。

止まらない涙に困っているタイミングで彼から着信。


自分では、普通に出たつもりなのに

「どうしたの?なんで泣いてるの?」

「俺がメールの返信しなかったから?」と、可愛い事言ってくれたから、笑ってしまった。

珍しく気になったみたいで、落ちついたら話そうと思っていたけど、理由を話した。


彼は泣いてしまう私を責める事は一切せず、元彼を責めるでもなく、話を聞いてくれた。


元彼に捨てられるのが怖かった。

結婚して2人で暮らすつもりだったから、全てを失ってしまうのが怖かった。

貴方の事が好きなのは本当だけど、でも貴方は....

と言って言葉を飲み込んだ。

(貴方は結婚してるから、一緒になれない相手)

全部言わなくてもわかる?って聞くと

わかるよと答えてくれる彼が切ない。


元彼から会いたいと言われてる。

彼は絶対に会わないでと言っている。

私は、多分会わない。

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