奇跡の軌跡

恋に落ちてしまった私の物語 / 私だけが独身

誤作動

このGW、体調崩している彼からは日に一通メールが入るだけだった。

GW前半の休日に電話くれた時は、「家にいる時間が増えるって事は、それだけ腹立つ事も増えてるよ」と言っていたので、その言葉を信用して、私がイライラしたらダメだなーと思うものの.....全然足りなくて、落ちて落ちて落ちまくる。

素直に「淋しいよ〜」とか「かまって〜」とか言えない性分。


それどころか、淋しくなりすぎると誤作動を起こし、スマホの電源オフにしてしまう癖が。

結局待ってしまっている自分が嫌なんでしょうね。

今回も漏れなく誤作動を起こし、さらに寝逃げしてしまいました。

彼の嫌がる薬に頼ってしまいました。


本当は泣くほど淋しくてたまらないのに。


明日になればきっと彼は、また私と最大限に時間を共有しようと、メールも電話も沢山してくれるんだろうな。

そんな平日と週末の線引きの差が激しくてついていけない。

イヤミを言って彼を困らせてしまいそうで、怖いからまた電源オフしてしまいそう....


彼はメール派です。

LINEは断固拒否します。

仕事絡みのやり取りが面倒なのかな。

LINEは浮気のツールって言うイメージがあるからかな。

なので仕方なく私もこのご時世にメールを打っています。

最初は面倒だなーと思っていた新規作成→彼の名前を入力→アドレス変換→本文打ってー....のこの作業が、アナログな感じがして、まぁまぁ好きになりました。


彼の名前を意識する瞬間が沢山あるからです。


ただ、彼のメールアドレスは、彼の名前と嫁と子供達の頭文字やら記念日の数字とやらいかにも、ラブラブファミリーアピール満載なメールアドレスなので見るたびにグサグサきます。


こんな誰が見てもラブラブメールアドレスで、愛人である私に「愛してる」とか送れる神経が私にはわかりません。

見て見ぬ振りって、大人の恋にはすごく大切ですね。


彼が私の事が好きなのが見える瞬間が2つあって、一つは会った時に私の右手をコイコイして両手で包み込みじっと眺める時間と、もう一つありました。


帰り際に、車を降りるキワキワまで手を離さず、離した後も名残惜しそうに背中越しに手をユラユラとさせバイバイしてくれるところです。

人様にバレないように視線はホームにまっすぐなのに相反して、後ろ手だけに未練が見えるのが、たまらなく切ないですが、きちんと愛して貰えてるのかなと思ったりします。



本当は私以上に、彼が私の事を手離したくない事を知っています。

ヤキモチなんて妬かない人を演じているのも知っています。

でもそれも、見て見ぬふりして気付かないふりしています。

大人の恋を続かせるには、大切な事だと思うのです。

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