奇跡の軌跡

恋に落ちてしまった私の物語 / 私だけが独身

糸口

「また約束破った。連絡なかった。やっぱり男は皆同じ!って思わせようかなと思った。

でも、やっぱり嫌だ。離れたくない」


朝6:30からの電話でそう言われた。

寝てなくて良かった。


じゃあどうしたらいい?


話し合いの中で

「俺の事、試してる?」って聞かれた。

そう思わせたならゴメン。

でも違う。

穏やかに話せてるけど、相当の覚悟を持って話しをしてる。

結論がもう終わりにしように同意があれば、そこでおしまいに出来る覚悟はあった。

大切な人だからこそ、割れたガラスの欠片で傷つけたくない。

大切だからこそ身を引くべきかなと。


続けるならば私が不安定になってしまわないように助けて欲しいとお願いした。


一つは、ホテルを出た後いつもスイッチ切り替えたように帰宅モードになる彼が嫌だ。

慌てて帰っているように見えるのだ。


(本能的に性欲満たされたらそうなってしまうんだろうけど)


なので、帰り道にコンビニでも何でもいいので、お茶を飲む時間やスイーツ食べる時間とか、「ワンクッション」設けて余裕が欲しい。


2つ目は、土日は電話出来ないのは仕方ないにしろ、私の事を考えている事をわからせて。

例えばメールできなければ、翌週の会える日を前もって教えてくれるってだけでも、淋しさは減るかもしれない。


これでしばらく様子見をお願いした。

ますます好きになって、更に不安定が増す危険性もあるし、逆に落ち着いていられるようになるか自分でもわからない。

でもいきなりゲームオーバーには、ならないようにヤバイと思ったら悲鳴をあげますので協力していただけますか?って言ってみたら、


「そんな風に感じさせてたんやね。わかったよ。できるよ。」と。


そして彼からも意外な事を聞かれた。


「自分から求めてくる事はしないの?」と。


え?

求めまくってる気がするんだけど....


と思ったら、私からメールする事もなければ、誘う事も求める事もないらしい。

あ....確かに。

でも、一緒にいる時にメールしてしまいバレないかやっぱり心配で。


よし!これからはメール乱舞だ(笑)


当初の予定と全然違う。

私が手の中で転がされてる。

こんな風に、こじれた自分を今まで誰かに見せた事もなければ、こじれた段階で「さよなら」って爽やかに別れられたのに、なんでだ。



これでも昔キャバ嬢やっててNo.2張ってたのに。

新地でホステスもしてたのに。

(枕は一切してないケド。)

店持たせてくれる話も出てた位なのに...


言い方悪いけど男を手玉に取るのは、得意中の得意なハズなのにな。

おっかしいな〜?


狂わせられて、ある意味誇りにも思う。

祈り

「雪のわがままも受け入れられる位、好きなんだけどな。

返事できない。情けない俺でゴメン」


と、メールは入ったものの、結局その日は1日連絡はなかった。

平日に連絡がなかったのは、初めてなので彼なりに今後の事を考えていてくれているんだと思う。


今日は瞳孔を開いての目の検査。

検査後、視界がぼやけると聞いていたのですごく不安。

目の中にも元旦那に殴られた時に傷がついてしまっていて、刺激のある目薬は未だにNGなので心配でしたが、何とかOK。

しばらくすると、手術後の目覚めた時のように視界がボヤける....気持ち悪い。

やっぱり心配していた左眼の眼圧が少し高いようで定期的に検査が必要との診断。


検査後も、全部の光がまぶしくてまともに歩けない。

仕方がないので、近くのショッピングモールで時間潰し。

裏地がタオルで表地が普通のハンカチになっている某ブランドのハンカチを発見。

これから夏に向かって汗かきの彼にぴったりだ!と2枚お買い上げ。

ラッピングもしてもらった♡

.....って、私は何をやっているんだろう。

別れようかって話していて、もう会わないかもしれないのに...


無意識で彼軸になっている自分が少し誇らしいような気になる。


雨が降れば、濡れていませんように。

仕事うまくいっていますように。

彼が幸せでありますように。

些細な事でも、気付けば願っている。

届くわけないけど。

届かなくてもいいや位の軽い気持ちで10000回位願えば、何かの間違いでヒットするかもなんてね。

それ位なら願ってもいいよね。



せめて眠る事が上手になりたいな。

夢の中位は、好きにさせてよねって想うのに。


大切な気持ちは今日も更新中。

天井知らずですなぁ。

後30分で彼は目覚める時間。

私は眠ろう。

こんなに貴方の事を想っている人、他にいないと思うんだけどな〜.....。

彼女

私はいわゆる「サレ側」も経験しています。

元旦那さんが黒とわかったのは、自宅リビングでシタ跡が思い切り残されていました。

一つは口紅のついた紅茶花伝と、もう一つは元旦那が飲んだであろう同じ紅茶花伝の空き缶と共に、使用済みのゴムとティッシュが丸めて置いてありました。

後で片付けるつもりでいたのかな。


体調が悪く仕事を早退して帰宅した日の出来事でした。旦那は夜勤とかある人で、不規則な勤務でしたので、昼から連れ込んでシタのでしょうね。


彼女と会う日は、いつもはつけないワックスとかで髪をセットし、いつもはつけない香水までつけて出掛ける人なので

「あ〜、今日はデートなんだな〜」

ってのが手に取るようにわかる人でした。


私は、旦那さんの事が大好きでしたが、DVが酷くて、出掛ける事に対しても、彼女がいる事に対しても文句は言えませんでした。


ただ、比べないで欲しいとは思った。

家政婦代わりに使われて、新しい洋服や下着すら買うお金もなく(生活費は光熱費入れて2万円しか貰えなかったので)、身体中はアザだらけでクタクタの私と、外で自由に愛されている女の人とお願いだから比べないでと。

勝てるわけがありません!と思っていました。

そしてうらやましくもありました。


私が元旦那と出会った頃の様に優しくして貰っているのかなーと。


なのでシタ跡を見ても、バカ旦那はこんな片付けもしない女を選んでいるのか.....お似合いのカップルなんだな〜と、呆れながら片付けました。

このバカ旦那の相手してくれる人がいる事に感謝もしました。


他に好きな人がいるって事は、離婚したいんだろうと思ったのです。

それに私にもハッキリと「次は○○ちゃんと結婚したい!」と言っていましたし。


なので、旦那の彼女にヤキモチを妬く事はほぼなく、「後釜御愁傷様です」と思っていたんです。


その後、肉体的にこのままだといつか殺されてしまうな...と思い、

市役所で離婚届けを貰い自分のところだけ記入し「離婚して下さい」と、旦那に申し出た所、まさかの拒否。ビリビリに破られ土下座されました。

びっくりしました。すぐ離婚してくれると思い込んでいたので。


それから離婚までどれ位かかったのか、記憶喪失となっている為、わからないけれど相当てこずり時間がかかったようです。

どうしても旦那が離婚だけは嫌だと。

多分、世間体を気にしてでしょうね。

それしか考えられない。

外づらだけはバツグンに「いい人」でしたから。


私の場合は、気持ちが覚めていると言うか身を守る為に離婚したかったので、旦那に彼女がいる事が好都合になるはずだったのですが、思いがけずの拒否でとてもびっくりしたのは覚えています。

かと言って暴力とお酒は止まる事がなかったので、病気でしょうね。


でもきっと彼女には、

「嫁がなかなか離婚に応じてくれない」って言ってたと思います。

無言電話いっぱいありましたし(笑)


男ってほんとズルイ。


そんな私が、彼女側に立つだなんて人生何が起こるかわからないものです。

私もズルイです。


彼は一切私に家庭の事を話さないです。

私が聞けば答えてくれますが、聞いたのは私なのに、何気ない日常ですら嫉妬してしまうのでタチが悪い私です。

サレ側も経験済みなのに、学習能力のないバカです。