奇跡の軌跡

恋に落ちてしまった私の物語 / 私だけが独身

慰謝料

2月中には慰謝料を払うと約束していた元婚約者でゲイの彼。

「今度別れるような事があれば慰謝料払うし責任取るから」と頼み込まれ別れを回避した結果がコレだから、きちんと払って貰うつもり。

別に金額とかどうでもいい。

謝罪にしか意味がない。

なので金額は相手にお任せ。

むしろお金の事よりも私はきちんとした謝罪が欲しかった。

なのに、謝罪どころか都合良く逃げる気満々な姿が見える。

アッタマくる!

ブチまけてもいい。私がされてきた事。

相手に社会的制裁を与えたい。それ位に憎い。


上からなメールにホント泣くに泣けない位、腹が立ち、事情を知らない彼に心情をメールで吐露。


気配を察知し、すぐに電話を掛けてきてくれた。

相変わらず優しいねー。

電話を掛ける為だけにコンビニに行ってくれた模様。


「悔しいのはすごくわかるけど、復讐とかするタイプじゃないやん。本来そんな子じゃないやん。それだけ悔しくて腹立つんだろうけど、そんな奴相手にしてたら自分も傷付いてしまうよ。」

至極、正論。


でもな、許せんのよ。

私を表の世界から引き摺りおろしておいて、己はのうのうと生きてるのが。

私の優しさに漬け込んで逃げ得されるのが、もう許せんのよ。


正直、もう失うもんないからさ、何も怖くなかった。

犯罪スレスレ、もしくは捕まっても前科ついてもいいから復讐したい気持ちあった。


でも今迷う。


こんな優しいパートナーを得たからだ。

もし彼に危害が及ぶような事があれば、私は全力で潰しに行く。


彼は帰宅してからも、気が高ぶっている私にずっとメールの相手してくれていた。

怒りから少しでも気が晴れるようにと。

アベマリア位優しいんですけど。


こんなイラついたまま彼に会うのが申し訳なく思える。だからこそ早く終わらせたかったのに。


とりあえず、今週末までに何とか終わらせてー的な内容のメールは送ったので、相手の出方待ちをしてみる。ホンマあいつクズすぎる。

人間として最低ランクやわ

人を気分悪くさせる日本一。

あー、バラしたい... クズすぎる全部バラしたい。

スタート

夜中にふと私の車の保険が本人限定なのを思い出し、限定解除した。

それと蟹の安いお店があったので、お金払って申し込みしておいた。

彼と一緒に食べようと思って。


昨日の夜のメールでは、私の行きたいとこ10個教えてって言われたから、あれやこれや書いて送った。

「全部叶えよう」って返事が来た。

多分、彼からしたら、えー!こんな些細な夢、元彼に叶えてもらえてないの?とか思われてるかもしれん。

確かに叶えて貰えなかった事だらけ。 独身だったら土日も自由に動けるからいつでも叶えられるハズな事ばかり。

でも、彼は、彼にとっては難しい事ばかりだ。


彼は自分の事はいつも後回し。

私が喜ぶ事ばかり考えてくれてる。

面倒見いいのかな。


しょーもない、なぜ?なんで?どうして?の質問にも、きちんと答えを返してくれる。

歯の浮くようなセリフも、照れずにストレートに伝えてくれる。

とても安心する。一番大きな嘘を私達は抱えてるけど、それ以外に嘘がない気がする。


朝からの電話は出るとなり、「ゆきちゃん!大好き!」って言われた。

いつも呼び捨てやし、好きとか言われた事ないので、頭のネジぶっ壊れたのかと思ったと伝えるとハハハーって笑ってはった。


今日も家が落ち着かないのかな?

1日外にいてたみたいで、夜にもかかってきた。

生態系が掴めん。


さて、これからは私のペースに引き込みます。

壊れる位、苦しい位に愛してもらいます。

抜群の居心地の良さでおもてなしします。

想像以上の愛を惜しみなく与える私から、離れられなくしてさしあげましょう。

一緒に私も落ちるかもしれないけど...


はぁ、こりゃ生涯独身のままだな。

一回結婚出来ただけでも、良しとするべきかな。

プリンタルト

あかん

一緒に買いに行ったプリンタルト食べてたら、抑えきれない感情の波が襲ってきて、口の中もぐもぐやのに、大号泣しちゃった。


味とかもう全然わからん位に、子供みたいに声あげて泣いちゃった。


優しくて嬉しくて幸せな事は間違いない。

淋しい気持ちない。

ケド、私にとって初めて腕を絡めた時に感じたズドーンって感じの衝撃は間違いなく「運命の人」なのに、どうにもならん事。

望んでいない、何も。

諦めしかない感じ。

だから余計に悲しくて。


もしこの人が旦那さんだったら、「趣味、旦那」ってずっと言える気がするし、毎日楽しく生きていられる。

何もない日ですら、ニコニコ笑っていられる。

不安とかも感じない。

そして、親兄弟にどれだけ幸せか自慢できる。

この人と挙げる結婚式は、心から幸せに満ち足りていて、もう想像するだけでめちゃくちゃ楽しそう。

好きとか嫌いとかの感情やなくて、とてつもなく心が安らぐ。

嫌いなとこが出てきても、笑って許せる自信ある。

この人の好きなモンは全て好きになりそう。

この人を産んでくれたお母様も本当に大切にできる気がする。ってか大好きになりそう。


なんでこんなに迷いない気持ちなのに、出会うのが遅かったのかな〜と。

彼の子、産みたかった。

3人で暮らす妄想とかしたら、これ以上ない幸せに思える。


自分に子供を持つ事イメージあんまり出来なかったけど、半分彼の遺伝子が流れているだなんて羨ましすぎる。


私には逆立ちしても、絶対に手に入れる事が出来ない存在。


むちゃくちゃ自分の中に女の本能感じる。

彼の子、産みたいって。


出会うべくして、出会った人なんだけど、別れる事になっても、素敵な思い出有難うって素直に言える。

そして、その思い出さえあれば生きていけるor命を終わらせていいって思うかもしれん。


あー、今日も私の感情ぐちゃぐちゃだなー。

心臓が痛い